ワインはジョッキで

21年も人間をやっているとプレゼントというものを貰う機会が時々訪れる。


正直めちゃめちゃ嬉しいし感動する。プレゼントそのものはもちろんだけど、僕のために時間とお金を割いてくれたり僕のことを考えてくれたっていうのが嬉しい。でもなぜか、なかなかどうして引きつった笑顔と無理やり捻り出した「ありがと」しか出てこない。なんで微妙なリアクションになってしまうのか。意外とこういう人多いのかもしれない。

そんなことが重なって僕が色々考えた結果、自分の価値を自分が認めていないから、褒められたり相手の好意を受け取った時に素直なリアクションが出てこないんだ。という結果に行き着いた。


どんなに嬉しい言葉、物、気持ちを貰っても自分との戦いに勝たないとそれらを素直に受け取ることができない。だから僕はそれらを自分の言葉で解釈するのを辞めようと思う。

相手の気持ちを自分の中で、変換しないでそのまま受け取ればいいのだ。「ありがとう」と、素直に受け取れなくても他に気の利いた言葉で自分自身を納得させればいいのだ。褒め言葉を素直に受け入れれば自分も相手もハッピーだしね。
「ピースな愛のバイブス」って窪塚洋介が言ってて意味分からんかったけど、多分お互いハッピー的な意味なんだろう。僕もそれくらいポジティブでいたい。

これは自分のためだけじゃなくて相手のためにもなる。
せっかくの気持ちをひねくれて受け取られるより、素直に「ありがとう」って喜んでくれた方があげた甲斐があるしね。

こういう僕みたいな自分に自信のない人間が自己啓発本とか読んだり宗教にすがったりするのかな。宗教はよく分からんけど、自己啓発本はたまーに読むと結構面白い。でも著者が読者を見下してる感じがしてあんまり好きじゃない。というかそもそもありがたいことに僕には、僕のことを認めてくれている(?)友だちがたくさんいるからそんなものに頼らなくてもいいんだよな。
いつもありがとう。


ちなみに僕の誕生日は10月1日だけどね。ちなみに。